妄想散文置き場、時々日記。小説リストは左からどうぞ。(R)は18歳以下は見ちゃ駄目よ☆です。
About
Name:毎日がエイプリルフール!
管理人:セミ URL:http://waraiya.blog.shinobi.jp/ フリーリンクですお気軽に。 報告も必要ないです。 ※BLとかパラレルとかはたまたイヤンなものとかあるんで図書館で閲覧とか公式見た後にすぐ飛ぶとかオンラインブクマとかは遠慮していただきたい…!あとBLとか腐ってないとことかからリンク貼る時はBLあるよとか明記してあげてください常識! (ゴミ箱代わりにしてたから必要ないかと思ったけど手風呂からリンクつなげちゃったから一応……)
counter
Tegaki_blog
|
起きたら泣いていた。
蝉の鳴き声に目を覚ました。目のあたりに違和感を感じて瞼を擦る。指先に触れたのは少しばかり熱を持った薄い皮膚と冷たい涙だった。 泣いていた? わけもわからないままとりあえず俺は起きあがる。確か今日は四時からSOS団の集合があった筈だった。時計を見れば現在時刻は三時である。急げば時間通りに間に合う、が、 「どうせ今日も俺の奢りなんだろうなあ」 ため息を吐きながら洋服に着替えていく。最後に来た奴は全員分奢り、なんて言いながら、ハルヒのターゲットは明らかに俺だけだ。ハルヒなんかに奢らせた日には地球が滅亡してしまうかもしれんし、長門に奢らせるにはどうも孫に金を払ってもらうような奇妙な罪悪感があるし、朝比奈さんに払わせるなんざ天と地がひっくり返っても俺が許さん! そこで何故かまた涙が出た。理由も無く悲しくなって、その所為で俺は結局遅刻してしまった。 今日の活動は町外れまで不思議探しだった。いつもどおりハルヒの破天荒な行動に振り回されつつ朝比奈さんの笑顔に癒されながらふとすればぽつんとしている長門の面倒も見るという、さながら保父さんの如き動きをした俺はクタクタで帰途についた。 ベットに倒れ込んだところで目が覚めた。やはり俺は泣いていたのだが今度は昼間ではなく夜のようだった。 携帯を見ればメールが届いていて、どうやらこれに起こされたらしいということがわかった。メールを開けば「あなたはそこに居ますか?」というなんとも奴らしいというからしかぬというか、非常に理解しがたい内容だったので、迷惑返しにとりあえず電話をかけてやることにした。 PR 2007/08/05(Sun) 15:42:44
|