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妄想散文置き場、時々日記。小説リストは左からどうぞ。(R)は18歳以下は見ちゃ駄目よ☆です。
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Name:毎日がエイプリルフール!
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2024/11/24(Sun) 01:59:39
古→キョン漫画
ぶっちゃけ題名はしくったと思った





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Ti amoはイタリア語です。いつきはなんか語学関係一通りマスターしてそうなイメージ……あでも英語が駄目駄目ないつきももえるかもしれない
2Pと3P目の劣化が激しすぎる……2Pは最早セリフ読み取れるかどうかすらあやういぞこれ。だからJPG劣化は嫌いなんだ!
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2007/08/17(Fri) 05:28:12

精神的キョン古かもしれないけどセミ的には古キョンな漫画っぽいようなもの。
うまいこと小説が書けなかったので漫画に逃げてみたら失敗した気がします。



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ていうかただ単にキョンに「おまえが嫌いだ」と古泉に向かって言わせたかっただけなんです。
1コマ目のキョンに力を入れちゃった所為か以下古泉が手を抜き過ぎましたあちゃー。なんだこのデッサンの狂い方。

2007/08/11(Sat) 05:33:34

 案外柔らかく、熱を持ったそれで以って古泉は俺の唇に触れてくる。優しいキスは、優しいまま終わってしまう。
 熱の残像を俺の薄い皮膚の表面に残しながら、ゆっくりと古泉は離れた。いつもどおりの笑顔ではない、ひどく曖昧な、解けてしまいそうな笑顔だった。それでも幸せそうでは決して無いのだ。矛盾している。
 そう、矛盾しているのだった。古泉は。いや、俺は。いや、俺たちは。

「何をしているんでしょうね」

 自嘲するような息を吐きながら古泉は掠れた声で言った。
 それに肩を竦めて応えれば、ふふ、と、笑い声が返ってくる。それは誰も居ない教室に柔らかく響いた。

「世界を守りたいがために僕は明日も明後日も明々後日も戦う覚悟なんてとっくの昔にできている」

 独白のように長いセリフだった。似たような言葉は何度も聞いたので、俺は欠伸が出そうになったのを少し堪えた。
 机に寄りかかればガタンと音がした。

「あなたは普通の幸せが欲しい、と」

 気付けば俯いていた古泉の、その表情は今や影になってしまって良くわからない。声色は全く変わらないが、見えない表情が一体全体どうなっているのか俺は少しばかり興味を持った。
 こんなことを話している古泉の顔は、以外にも笑顔なのだろうか? それとも俺の期待どおり、暗い表情をしているのだろうか?
 その長い前髪を掴み上げて、顔を上げさせたい衝動に駆られながらも俺はそれをしなかった。してしまえば、何らかが確実に壊れてしまう気がしたからだ。
 そしてその壊れ行く何かは、古泉の言葉の後に確実に、音をたてて崩れていく。

「随分と奇妙なことをしている、ぼくたちは」

 崩壊は望んで居ないくせ、それを増徴させるセリフを吐いて、古泉は顔を上げた。そこにはいつものとおりの笑顔があって、俺は少しばかり落胆する。

「帰りましょうか」

 ガタン。足か何かが当たったのか、机が大きく音をたてた。古泉はそれにビクリと体を震わせて、それからヤレヤレといった様子で肩を竦めた。
 何でそんな似非外人かぶれな動きが似合ってしまうのか、その理由は俺には全くもってわからなかったが、しかしこれだけは言える。

「俺はおまえを攻めないぞ、古泉」

 今にも丸まりそうな背中に向けてそう言ってやれば、教室の扉へ向かっていた古泉の動きはピタリと止まった。それから震えるような声で「すいません、用事を思い出したので、先に行ってください」と支離滅裂な事を言い始めたので、俺は古泉が次にどう動くのか気になって、その丸まりそうで丸まらないまっすぐ伸びた背中をじっと見つめていてやることにしたのだった。





(足を引っ張り合ってるくせに、今にも解けそうなそれを、解かないでいるんだから)
(馬鹿な話だ)











Tagtraum ( 白昼夢のあと ) http://ee.uuhp.com/~goodby/
free log より「僕たちは靴の紐で繋がる」
2007/08/10(Fri) 01:52:47
 起きたら泣いていた。



 蝉の鳴き声に目を覚ました。目のあたりに違和感を感じて瞼を擦る。指先に触れたのは少しばかり熱を持った薄い皮膚と冷たい涙だった。
 泣いていた? わけもわからないままとりあえず俺は起きあがる。確か今日は四時からSOS団の集合があった筈だった。時計を見れば現在時刻は三時である。急げば時間通りに間に合う、が、
「どうせ今日も俺の奢りなんだろうなあ」
 ため息を吐きながら洋服に着替えていく。最後に来た奴は全員分奢り、なんて言いながら、ハルヒのターゲットは明らかに俺だけだ。ハルヒなんかに奢らせた日には地球が滅亡してしまうかもしれんし、長門に奢らせるにはどうも孫に金を払ってもらうような奇妙な罪悪感があるし、朝比奈さんに払わせるなんざ天と地がひっくり返っても俺が許さん!
 そこで何故かまた涙が出た。理由も無く悲しくなって、その所為で俺は結局遅刻してしまった。


 今日の活動は町外れまで不思議探しだった。いつもどおりハルヒの破天荒な行動に振り回されつつ朝比奈さんの笑顔に癒されながらふとすればぽつんとしている長門の面倒も見るという、さながら保父さんの如き動きをした俺はクタクタで帰途についた。



 ベットに倒れ込んだところで目が覚めた。やはり俺は泣いていたのだが今度は昼間ではなく夜のようだった。
携帯を見ればメールが届いていて、どうやらこれに起こされたらしいということがわかった。メールを開けば「あなたはそこに居ますか?」というなんとも奴らしいというからしかぬというか、非常に理解しがたい内容だったので、迷惑返しにとりあえず電話をかけてやることにした。
2007/08/05(Sun) 15:42:44


 カチリ、カチリと音がする。俺と古泉だけしか来ていない部室というのはやたら静かだった、から、その音はやたら大きく聞こえていた。
 オセロを裏返す音でもない、俺が発しているわけでもない、何かそれらしき発音体があるわけでもない。ならばどこから――なんて、考えるまでもない。
 元凶は目の前の優男だ。

「何の音だ、それは」

「はい?」

 古泉は顔を上げた。同時にオセロをめくる手も止まってしまったので、俺は視線でそれを促す。パタリ、パタリ。二枚だけ、黒が白になった。

「さっきからカチカチカチカチ、何なんだ」

「えっと……」

 変わらない笑顔の、眉間に微かに皺が寄った。気づいていなかったのだろうか?
 カチリ、また音がした。

「ほら」

「ああ、」

 納得したかのように古泉が頷いて、机の下に隠されていた左手が取り出された。それから人差し指と親指が合わさり、爪が爪と指の間に入り込むように重なって―――カチリ。
 勿体ぶるように開けられた間の後に鳴った聞き覚えのある音に俺は「それだ」と声を上げた。
 自分の駒を手に取り、一見すれば罠かと思えるほどの大穴に俺は黒を置いた。それまで白4:黒6ぐらいだった駒の割合が、一気に2:8ぐらいまで差が開かれていく。
 頭上から苦笑が降ってきて、俺は視線だけ上げて古泉を見た。

「何だよ」

「いえ、自分でも気づかなかった癖を、まさかあなたに気づかれるとは思わなかったので」

「どういう意味だ」

「そのままの意味ですよ」

 ニコリ、古泉が笑ったすぐ後に、またカチリと音がしたような気がしたが、俺のオセロをめくる音にかき消されて曖昧になってしまった。








(それは小さな悲鳴)
2007/08/05(Sun) 12:00:49
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